パーソナルモビリティ「WHILL」の生産・販売を手掛けるWHILL株式会社で、共同開発、プロモーション企画、体制構築など、複数のプロジェクトで挑戦者を募集しています。2015年にグッドデザイン大賞の受賞をはじめ、幾多のイベントで高い評価を得ているWHILL。「パーソナルモビリティ」というビジョンの実現に向け、高い機能性とデザイン性の融合された製品開発によって世界的に注目を集める同社で、新たな価値を創造するプロセスの実践とモノづくりにかける圧倒的な熱量を体感してみませんか?
WHILL株式会社の紹介
その人らしく、行動範囲を広げられる電動車いす
パーソナルモビリティの生産・販売を手掛けるWHILL株式会社。2012年に創業した同社は、起業イベントで幾多の賞を受賞し、2015年にはグッドデザイン大賞に選ばれるなど、今、日本で最も注目を集めているモノづくり企業の一社といっても過言ではありません。
「100m先のコンビニに行くのをあきらめる」という、一人の車いすユーザーの言葉からWHILLの開発ははじまりました。当初は大手企業に所属するエンジニアが集まってプロトタイプをつくるという取り組みにとどまっていましたが、必要とするユーザーの声に背中を押され、起業を決意。
その後、車いすユーザーが圧倒的に多いアメリカに拠点を移して徹底的なヒアリングを行うとともに、CEOの杉江氏自身が車いす生活をするなどして製品の試作を繰り返し、2014年に『WHILL Model A』を発売、量産開始にこぎつけたのです。
そして、ハンドルの形状・タイヤの構成・ソフトウェアの活用など、一つひとつの機能が細部まで徹底的に作りこまれており、従来の電動車いすの常識を覆しました。そして、高性能な機能とこれまでにない美しいデザインが融合した『WHILL Model A』は一気に注目を集めました。
グッドデザイン大賞、アメリカでのFDA取得、起業イベントで幾多の受賞履歴
2015年にはグッドデザイン賞を受賞した1,258件の中から群を抜いた得票数を集めてグッドデザイン大賞を獲得。それは、製品自体のデザイン性の高さもさることながら、量産や販売体制も含めてトータルで事業がデザインされているという点が大きな評価を集めたのです。
さらに、2016年3月にはアメリカ市場向けに発売を予定している『WHILL Model M』は、米国食品医薬品局(Food and Drug Administration、以下FDA)の認可を取得、アメリカにおいて医療機器としての販売が可能となりました。厳正な審査プロセスで知られるFDAの取得は、高い機能性の証左であるとともに、保険の適用によってさらに多くのユーザーに製品を届ける体制が整ったことを意味しています。
電動車いすではなく、「パーソナルモビリティ」
そして、WHILLをして、世界で注目を集めるモノづくり企業たらしめているもの、それは明確なビジョンにあります。WHILLが生産しているのは電動車いすではなく、「パーソナルモビリティ」なのです。車いすを必要とするユーザーだけではなく、そうでない人でも乗ってみたいと思える、そんな製品を目指しているのです。
そのビジョンは「メガネ」の歴史を見てみるとわかりやすいものです。かつて、目の悪い人は障害者とされていましたが、メガネという発明によって生活に支障をきたすことがなくなった。その後、サングラスなどのようにファッションアイテムとして視力の良い人でもメガネを使うようになり、さらに今、ウェアラブル端末として人の可能性を拡張するものとして位置づけられるようになった。
WHILLも、本当に必要としている車いすユーザーに届けることを主眼において展開をしつつ、最終的に目指しているのは「人が移動することの価値を新しくする」ことにあるのです。WHILLが、すべての「移動」にまったく新しい価値を生み出してしまう日も、そう遠くはないのかもしれません。
どんなプロジェクトか?

WHILL株式会社では、共同開発の提案・営業企画・システム構築など、複数のプロジェクトで人材の受け入れが可能です。プロジェクト期間は、案件やプロジェクトの内容に応じて3~6カ月程度となります。詳しくは個別にご相談ください。
※プロジェクト例
共同開発プロジェクト(対象:研究開発職の方)
WHILLには、「こんな機能を実装したらどうだろうか?」「アプリとの連動によってこんなことができるのではないか」といった、未着手のやりたいことが大量にあります。WHILLが取り組みたいと思っている新しい機能の実装、もしくは研究開発職の方がご自身で行っている研究の成果をWHILLに実装し、実証実験に取り組んでいただくプロジェクトです。
営業企画プロジェクトのイメージ(対象:営業・マーケティング等、ビジネス開発部門の方)
WHILLはすでに複数の企業と販売協力体制を構築しています。自動車ディーラー、百貨店、航空会社など、ビジョンに共感した企業との提携を通じて販売網が構築されています。ただし今は車いすを必要とする人をターゲットとしたものが中心となっています。WHILLの目指す「パーソナルモビリティ」としての認知度を高めていくためには、より多くの企画を仕掛け、WHILLを体感していく必要があります。普段、車いすを使わない人に対してWHILLを知ってもらうための企画を立ち上げていただくプロジェクトです。
システム構築のイメージ(対象:生産管理・人事部門等の方)
WHILLではアメリカでの販売強化、さらには世界展開を視野に入れて生産・物流・販売の体制を構築しています。また、事業拡大に伴い、人材の採用にも積極的です。より多くの方にWHILLを届けるためには、体制のさらなる強化が欠かせません。より良いプロダクトを世の中に発信するために必要な制度や運用システムの構築に参画することができます。
このプロジェクトに適した企業・人材
共同開発プロジェクト
メーカーの研究所などで研究開発に携わっている方。ご自身の研究を活かしてWHILLの価値を高める技術をお持ちの方。
営業企画プロジェクトの場合
ビジネス開発部門(営業・企画・マーケティング)において経験、実績をお持ちの方。より多くの方にWHILLを認知してもらうためのアイディアをお持ちの方。
システム構築の場合
メーカー等において業務プロセスや人事制度の構築などに豊富な経験をお持ちの方。
どんな経験やスキルが得られるか?
ダイレクトにユーザーの声を聴く製品開発プロセス
WHILLが製品を生み出すプロセスにおける最大の特徴は、ユーザーのすぐ近くにあるということです。製品の試作、実証実験、そしてユーザーからのフィードバック。この作業を徹底的に繰り返すことによって、新しい価値を生み出しているのです。新しい価値を創出する事業開発のプロセスを自ら設計し、運用することができる貴重な機会を得ることができます。
ビジョンに基づいてアイディアを出しつづける
「パーソナルモビリティ」というビジョンを実現するには、より多くのアイディアが必要です。アイディアを出しつづけ、機能性・デザイン性を高めていくWHILLのスタッフとともに試行錯誤をする時間は、またとない刺激的な時間になることでしょう。
価値を届けるための基盤を作る
新たな価値を提供するためには、製品・企画・体制、あらゆる面において長期的に機能する基盤が必要になります。そのような長期的な視点に立ってプロジェクトに参画する経験は、完成された組織構造の中では業務として存在しないことの多いものではないでしょうか。プロジェクトを通じて、時間的に、かつ組織全体を見渡した高い視座を獲得できるはずです。
会社概要
企業名 |
WHILL株式会社 |
代表取締役 |
CEO 杉江 理
CDO 内藤 淳平
CTO 福岡 宗明 |
本社所在地 |
神奈川県横浜市鶴見区末広町1-1-40 横浜市産学共同研究センター実験棟F区画 |
事業内容 |
パーソナルモビリティの生産・販売 |
設立 |
2012年5月 |
資本金 |
非公開 |
従業員数 |
約40名(日本、アメリカ、台湾) *2016年4月現在 |
募集要項
プロジェクト名 |
WHILLの「パーソナルモビリティ」を世界に広めるプロジェクト |
レンタル期間 |
3~6カ月 |
勤務地 |
神奈川県横浜市鶴見区 |
業務内容 |
※個別にお問い合わせください |
歓迎スキル |
※個別にお問い合わせください |
お問い合わせ
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