なぜ今「1on1」なのか?「越境者に伴走する上司のための1on1講座」をローンディールが始めた理由


こんにちは、ローンディール最高顧客責任者の笠間陽子と申します。今回は私が立ち上げた「越境者に伴走する上司のための1on1講座」という新しいプログラムについて、ご紹介させてください!

・「越境者に伴走する上司のための1on1講座」とは?
・なぜこのプログラムを立ち上げたのか?
・プログラムを通じて叶えたいこと

そんな内容についてお伝えしていきたいと思います。

越境者に伴走する上司のための1on1講座とは

まず、このプログラムは、”越境者の経験を組織の成長に繋げるための「1on1スキル」”を提供する講座です。

プログラムは1回180分・全5回で、その中で基本的な1on1理論のインプットに加えて、「越境者」を題材とした1on1の実践を繰り返し実施します。スキルのレクチャーはもちろんのこと、「実践」にこだわっており、他の参加者と実践する時間を長く取りながら、1on1を活用する力の向上を目指します。

 監修および講師として、日本企業における1on1の第一人者で、著書に「ヤフーの1on1」をもつ、本間浩輔さんに携わっていただいています。(本間さんは、2023年から、ローンディールのアドバイザーもつとめてくださっています!)

本プログラムは、ローンディールの「レンタル移籍」などの越境プログラムを導入している企業で、越境者を部下に持つ上司の方に複数企業からご参加いただきます。
それぞれの参加者が越境者と1on1を実践し、その中で生まれたリアルな課題を持ち寄り、講義やグループディスカッションを行うことが大きな特徴です。また、講座内で参加者同士で行う1on1エクササイズも多く盛り込んでいます。

参加者自身がアウトプットしたり、講師や他者とのインタラクティブなセッションによって、講座で得た学びを知識に留まらせず日常のマネジメントに取り入れることを後押し、越境経験の組織還元を実現させます。

なぜ今、ローンディールが1on1講座を始めるのか

ローンディールでは、2015年より大企業の人材を一定期間、出向のような形でベンチャー企業に参画させ育成する「レンタル移籍」プログラムを提供し、大企業70社以上にご導入いただきました。
各社に導入いただく目的には、自組織から「越境」させ、自社では得られない異質な経験を社員に積ませることで、社員個人のみならず組織の成長を加速させたいという期待があります。

しかし、レンタル移籍を続けていくうちに新たな課題も見えてきたのです。

越境者が自社に戻った際に、越境者と自社の間で経験に対する評価の違いやコミュニケーションの不足によってコンフリクトが生じ、越境者のモチベーションが低下したり、学びが組織に還元されないという事象も、少なからず起こっています。

越境を活かすには、越境者の周囲がその経験を受け止め、組織内に広めていける状態を作ることが非常に重要です。特に、越境者と日常を共にする上司は、その環境づくりの担い手の一人だと考えています。

そこで、上司と越境者の対話や、経験への意味づけに取り組み、さらにその経験を組織の成長につなげていく、そのための手段として1on1スキルを提供することにしました!

プログラムを通じて叶えたいこと

私は、前職での人事経験やローンディールでの事業を通じて、様々な組織や上司の方と向き合ってきましたが、上司の方が多様な経験をして戻ってきた越境者を活かすことの難しさを感じます。

その理由として考えられるのは、越境していない(レンタル移籍をしていない)上司にとって、部下の越境経験は未知なものであることや、越境者の上司同士のネットワークが無く、活かすためのマネジメントノウハウが蓄積されにくいことがあります。組織として活かしたいと思っているが、その方法がわからない…。そんな戸惑いもあるように思います。

そのため本講座では、越境者上司の方にとっての「武器」を提供したいと強く考えています!

そして「越境経験」は、レンタル移籍に限りません。
副業・兼業経験者、転職経験者、育児や介護との両立者…。
働き方も多様になっている現在、「異質な経験」を持つ方が、各組織で増えているかと思います。
これらも広義の「越境」した経験であり、組織にとっての財産としてとらえ、組織の成長につなげていく。
そんな方法を講座を通じて、多くの方と一緒に考えていきたいと思っています!

ぜひ、本講座で得た越境者の経験を組織成長に繋げる力を、組織全体の異質な経験を活かすことに繋げていただけたら嬉しいです。 

今後も、講座の実施の様子など、随時お届けしていきます!

また「越境経験で人材の成長につなげたい」「社員にもっと多様な経験を積ませたい」など、人材育成から組織開発まで、広くご相談に乗っています。いつでもお気軽にお声がけください。

 

(文・笠間 陽子)

 

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