9/14(水)【ローンディールフォーラム2022】企業の遠心力と求心力
【3年振りにローンディールフォーラム開催!移籍者・大企業役員・経営トップと考える「企業の遠心力と求心力」】
2020年以降のパンデミックをきっかけに、個人そして組織の双方で、働き方やあり方についても見直しが迫られました。社会の不確実性が高まるに従い越境学習への注目も集まっています。経済産業省「スタートアップチャレンジ推進補助金」・人的資本経営に向けた「人材版伊藤レポート2.0」、経団連が公表した「スタートアップ躍進ビジョン」など、各政策やレポートにおいて人材流動化の必要性が言及され、その機運が高まっています。
ローンディールが手掛ける流動化施策である「レンタル移籍」も、今年7月で導入企業様は63社、レンタル移籍者も200人を超えました。当初は新規事業目的が多い傾向でしたが、最近では、既存事業変変革や次世代リーダー育成を目的とした導入も増え、業種・職種ともにさまざまなケースでレンタル移籍されています。
このような環境の中で、企業が価値創造や変革を推進していくためには、遠心力と求心力という2つの力を使いこなしていく必要があります。遠心力によって自社の人材に既存の慣習や価値観にとらわれない新たな経験・機会を提供することに加え、求心力を働かせて社内外の人材を惹きつけ巻き込んでいくことも重要です。
では、組織の「遠心力」「求心力」とは具体的に何なのでしょうか?そして、それらの力を強め、価値創造や変革の原動力とするために、企業は何をすべきでしょうか?
2022年のLoanDEALフォーラムは「企業の遠心力と求心力の高め方」と題して開催します。
第一部では、レンタル移籍経験者をお招きし、社外経験の意義や自社での活用方法、さらにエンゲージメントまで話を広げて伺います。
第二部は、新規事業・既存事業変革、そして人材育成を統括する大企業の経営層をお招きし、会社側の視点からお取組みを伺います。
第三部では、経営トップやグローバルに高い見識をお持ちの経営学者を特別ゲストとしてお招きし、「企業の遠心力と求心力」についてのお考えをご披露いただきます。
今回は、リアル会場とオンラインとのハイブリッド開催です。ご来場の皆様からの質問・ご意見も伺いながらインタラクティブに進めてまいります。
ご参加の皆さまと一緒に議論を深めてまいりたいと思いますので、たくさんのご参加をお待ちしております。
*LoanDEALフォーラムは、「日本的な人材の流動化の創出」をミッションに掲げる株式会社ローンディールが年1回開催するイベントです。レンタル移籍の事例や、賛同してくださる有識者の皆さまのお考えを共有することで、弊社事業の枠にとどまらず、人材流動化の意義や、これからの組織の在り方について考える機会として実施しています。今年は3年ぶりの開催となります。
【開催概要】
●日時:2022年9月14日(水) 15:00~18:30
●場所:
・オフライン会場:BASE Q
(東京都千代田区有楽町1-1-2 東京ミッドタウン日比谷 6F)
・オンライン:zoomでの配信を予定
●定員:
・オフライン:150名
・オンライン:250名
※オフライン会場は、収容人数の半分程度の規模です。
※いずれも席数に限りがございますので、お早めにお申し込みください。
※オンラインからオフラインへの変更、もしくはその逆は、一度キャンセルの上再度お申し込みください。
【内容】
三部構成で開催します。登壇者のプロフィールは後掲。
●第一部:社外を知った若手社員に、会社はどう見えるのか
レンタル移籍を経験した3名の大企業社員の方をお招きし、社外でどのような学びを得たかを語っていただくとともに、社外経験を通じて起こった会社に対する見方・考え方の変化、これから挑戦したいことなど、企業で働く個人の視点から議論をして参ります。
○登壇者
・泉 秀和氏(住友生命保険相互会社 Vitality戦略部 Vitality企画室 主任)
・大内 悠太郎氏(小野薬品工業株式会社 → NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ にレンタル移籍中)
・鈴木 康介氏(農林水産省 大臣官房 文書課 法令審査官)
・大川 陽介(株式会社ローンディール 最高顧客責任者)※モデレーター
●第二部:創造・変革・人事に取り組む役員が考える「遠心力と求心力」とは
新規事業・既存事業・人事それぞれを管掌されている大企業役員の方々にお話を伺います。創造・変革・人材育成という異なる立場で、遠心力・求心力の創出に向けてどのような取り組みをしているのかをご披露いただき、企業の取り組みや考えを立体的に捉えていきます。
○登壇者
・伊藤 健一郎氏(株式会社デンソー 取締役・経営役員)
・辻中聡浩氏(小野薬品工業株式会社 取締役専務執行役員 経営戦略本部長)
・林 良司氏(日本電気株式会社 執行役員)
・細野真悟(株式会社ローンディール 最高戦略責任者) ※モデレーター
(第一部・第二部登壇者は五十音順)
●第三部:遠心力と求心力から生まれる未来を描く
最終セッションではディー・エヌ・エー(DeNA)会長にして経団連副会長でもある南場智子さん、そして早稲田大学ビジネススクール教授の入山章栄先生をお招きしてお話しいただきます。遠心力と求心力が高まることで、日本企業はどのように変化していけるのか。そして、そんな企業が増えていくことによって、5年後10年後の日本社会はどうなっているのか。この場を共有する皆様とともに、新しい未来を描いていきます。
・南場智子氏(株式会社ディー・エヌ・エー (DeNA) 代表取締役会長)
・入山章栄氏(早稲田大学大学院 早稲田大学ビジネススクール 教授)
・原田未来(株式会社ローンディール 代表取締役)
【登壇者プロフィール】
<第一部>
泉 秀和氏|住友生命保険相互会社 Vitality戦略部Vitality企画室 主任
2017年住友生命に入社。販売戦略の策定や業績分析、営業職員の育成サポートなどをリテール部門で経験後、海外事業部に異動。国外の関連子会社のガバナンスや海外事業全体の制度管理を担当。2021年7月から1年間、ローンディールのレンタル移籍プログラムにてデイブレイク株式会社に出向。新規事業の立ち上げ、スケールに従事。現在は、住友生命に戻り、健康増進型保険「Vitality」の企画部門にてパートナー企業とのアライアンスを担う。
大内 悠太郎氏|小野薬品工業株式会社 → NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ (現在レンタル移籍中)
2012年小野薬品工業入社。営業部門に所属し、慢性疾患領域を経て、抗がん剤領域のMR活動に従事。「挑戦しようとする若者に、熱中できるチャンスが満ち溢れている世界を実現したい」といった自身のWILLのもと、2021年10月~1年間、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえにレンタル移籍。今後は、むすびえでの経験を活かし、社員ひとりひとりが社会活動に参加できる仕組みを作っていく予定。
鈴木 康介氏|農林水産省 大臣官房 文書課 法令審査官
2014年農林水産省入省。農地バンクをはじめとする農地政策や鳥インフルエンザ等の家畜疾病対策の担当として、法令企画や与党対応の業務に従事。2021年7月から9ヶ月間オプスデータ株式会社にレンタル移籍(研修出向)し、地方創生事業「wakeau」の運営を担当。現在は、農林水産省に戻り、法令改正に係る審査及び業務管理等に携わっている。
<第二部>
伊藤 健一郎氏|株式会社デンソー 取締役・経営役員
1985年に日本電装株式会社(現 株式会社デンソー)に入社。
熱システム分野の事業企画畑を歩み、2003年よりイタリアにあるデンソーサーマルシステムズに出向し、地域経営の基盤づくりに貢献した。帰国後、2012年に経営企画部、経理部、業務改革室 担当の常務役員、2016年~2021年の北米地域CEOを経て、現在、取締役 ・ 経営役員、CHRO、総務・人事本部長 他を担当
辻中聡浩氏|小野薬品工業株式会社 取締役専務執行役員 経営戦略本部長
1988年小野薬品工業株式会社入社。営業部門にMRとして配属され約30年間営業現場と営業本部との間を行き来しながら医薬品販売に携わって参りました。特に、2015年からの3年間ではがん領域の営業責任者として新たな販売機能の立ち上げを行い、2018年より現職に就任。2021年より株式会社ローンディルの運営するベンチャー出向プログラムを社内人材育成プログラム「Ono Innovation Platform」に採用し組織の活性化にチャンレジしている。
林 良司氏|日本電気株式会社 執行役員
1988年NEC入社以来、官公庁マーケットを中心にソリューション事業に従事し、バイオメトリクスやパブリックセーフティ事業の開発・提供をけん引。現在は、日本の目指す未来社会「Society5.0」の実現に向けて、パブリック領域における新たな価値創造に幅広く取り組んでいる。
<第三部>
南場智子氏|株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)代表取締役会長
1986年、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。1990年、ハーバード・ビジネス・スクールにてMBAを取得し、1996年、マッキンゼーでパートナー(役員)に就任。1999年に株式会社ディー・エヌ・エーを設立し、現在は代表取締役会長を務める。2015年より横浜DeNAベイスターズオーナー。著書に「不格好経営」。
入山章栄氏|早稲田大学大学院 早稲田大学ビジネススクール 教授
慶應義塾大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科修士課程修了。三菱総合研究所で、主に自動車メーカー・国内外政府機関への調査・コンサルティング業務に従事した後、2008年に米ピッツバーグ大学経営大学院よりPh.D.を取得。同年より米ニューヨーク州立大学バッファロー校ビジネススクール助教授。 2013年より早稲田大学大学院 早稲田大学ビジネススクール准教授。 2019年より現職。「Strategic Management Journal」「Journal of International Business Studies」など国際的な主要経営学術誌に論文を多数発表 。著書に『世界の経営学者はいま何を考えているのか』(英治出版)、『ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学』(日経BP社)、他
※他の登壇者は、随時公開いたします。